「色彩の不思議」@つるっこ (2024/03/29)

【実施場所】子どもセンター つるっこ
【日時】3月29日 10:30-11:45

【全体概要】
「色彩の不思議」を小学生向けに「色の見え方マジック – ブンブンごまを作って考えよう -」と改題し、2年生以上3名の参加で授業を行ないました。ブンブンごまを楽しく工作し、人の眼でどのように色が見えるかを学習するもので、少人数でほのぼのとしたひとときを過ごしました。

【授業のポイント】
小学生がひとりでできる工作を題材に選び、現物を見て理解する学習内容としました。
① 人の眼が風景色彩を認識することとカメラによる撮像の類似性
② RGB-LEDによる加法混色の演示実験
③ 3色のシールを円周上に並べたブンブンごまの工作
④ 眼の時間的/空間的な分解能について
⑤ 眼の特性の製品技術への応用紹介
人の眼の特性を理解した上でどのようにTVなどの映像表示に利用されているかを学習しました。

【振り返り】
こまを回して見える色の変化はきれいで子供たちが楽しそうに遊べたことはよかったと思います。LEDの混色実験やカラー円盤をモーターで回して観察したカラー模様も興味深かったようです。一方、中学生向けの内容を小学生向けに焼き直したため、眼の視感度のグラフ説明などは実験による体験的補足がないと2年生には理解しにくい部分でもありました。もう少し遊び時間を多くしてもよかったかもしれません。

ブンブンごまの工作風景
ブンブンごまを縦に回して色観察