「色彩の不思議」@成瀬台中1年 (2023/11/29,30)
カテゴリー: 授業
【実施場所】成瀬台中学校 第1学年
【日時】11月29日 3,4校時, 11月30日 1,2,4校時
【全体概要】
成瀬台中1学年5クラスの理科1時間枠で色彩に関する体験型授業を行ないました。理科担当の先生のサポートもいただき、なんとか初めての大規模授業を乗り切れました。
主題は人の感覚機能を対象とするもので人間工学と呼ばれる分野に属します。日常経験するTVやスマホが人間工学的に設計されている点に生徒達は関心を持ったようです。理科学習と生活の結びつきを感じてくれたらいいなと思います。
【授業のポイント】
オリジナルで90分の内容を50分に再構成したもの。
① 人の眼が風景色彩を認識することとカメラによる撮像の類似性。
人の機能も機械的視点で捉えることができることを認識することが狙い。
② RGB-LEDによる加法混色の演示実験。
人に見えるすべての色を三原色で表現できることが眼の構造と関係することを実体験。
③ ブンブンごまによる時間的混色実験。
円周上に交互に並んだ3種の色のがどのくらいの速さで回転すると色が混じって見えるのか?人の感覚機能自体を対象とする官能評価は新鮮な体験となることでしょう。
④ 眼の特性の製品技術への応用紹介。
映像表示技術は三原色の混色と眼の分解能に関する特性の応用によることを説明。人間工学という技術は人に寄り添う形で開発されるものです。
【振り返り】
まずは授業を1校時の時間内で無事収めることができたことに安堵。授業中の生徒は飽きたり、退屈そうな様子もなく、講師にまっすぐな眼差しを向けてきちんと話を聞いてくれました。通常授業では計算方法など理論説明が多いそうですが、ブンブンごまのようなシンプルな体験でも楽しんでくれたようです。