「水中エレベーター」@町田三中 理科部 (2023/09/12)

【実施場所】町田第三中学校 理科部
【日時】9月12日 15:40-17:10

【全体概要】
町田三中は学校支援VCM(6/7レポート)で繋がった学校の1つ。理科部は39名の生徒が在籍する大きな部で年間30件程のテーマで実験活動を行なっており、今回は趣向を変えた訪問授業で18名の生徒が参加しました。題材は浮沈子実験によるアルキメデスの原理で、浮沈子の浮き沈みを科学的視点で観察するもの。大変活発な雰囲気の中、実験観察が行われました。

【授業のポイント】
① ボールによる比較実験で水に浮く浮かないに影響する因子を考察。
② 予備実験で見当をつけた後、観察対象と記録すべき量を個人/グループで検討。
③ 実験観察後、各グループで結果発表。
④ 気体の性質とアルキメデスの原理の直観的な座学説明。

【振り返り】
このプログラムは目の前の事象を注意深く観察し、自ら結論を導くというシンプルな作業であり、狙いは正しい結論を導くことではなく、自分達流の視点を定めて実験観察を行ない結論を導く過程自体にあります。とはいえ、18名/36個の眼で観察すると、様々な視点から完璧とも言える観察結果が導かれたことには感服しました。
一方、座学のアルキメデスの原理説明については、本質を保ちつつも平易にするという課題が明確になりました。継続的改善でより良いプログラムにしたいと思います。

実験計画立案風景
実験観察の様子