「CDで見える虹」@ポプリホール (2023/08/16)

【実施場所】和光大学ポプリホール鶴川 3F多目的室
【日時】8月16日 10:30-12:00 & 13:00-14:30

【全体概要】
町田市役所ならびに鶴川地区協議会のご支援により、地区協議会が運営する”3水スマイルラウンジ”の枠を使わせていただき「CDで見える虹」を「白い光の色の不思議」と改題し、小学校4年生以上を対象に開催しました。3水スマイルラウンジはシニアの方々を主なターゲットとする地域イベントであるため、その特性から午前/午後の部合わせてシニアの方2名が参加され、全体で8名の参加者となりました。特に午前の部は保護者も同席で一緒に工作するなど夏休みの思い出の1コマになればうれしい限りです。

【授業のポイント】
3月の”つるっこ”での授業に倣い、手先を動かす”工作”、3種のきれいな虹の”観察”、科学の考えをまぶした”学び”を同等のウェイトに配分した内容です。時間に余裕を持たせるため、今回は工作作業の改善を図りました。
① 各人がCD片とボール紙工作による簡易分光器を作製。
② 自作分光器による3種類の白色光のスペクトル観察と色鉛筆によるスケッチ。
③ 作図による水面波の性質理解を踏まえ、指の隙間から光の干渉縞を観察。
④ RGB-LEDを用いた加法混色の演示実験。
最後に夏休みの自由研究を念頭に家庭でできる作図や観察のバリエーションにも触れました。

【振り返り】
今回の参加者はすべて女性で、昨今のリケジョの低迷報道を吹き飛ばす実に頼もしい授業となりました。シニアの方も参加され、聞けば”実はこの分野に興味があった”由。大人にも科学に興味のある方がおいでであることを再認識した次第。また、午後の部に飛び入り参加した児童の”(想定外に)マジの勉強だった!”というコメントの一方でLEDの加法混色実験には食い入って見入るなど、多様性ある授業でもありました。

午前の部:分光器工作風景
午前の部:太陽の虹観察風景
午後の部:蛍光灯の虹観察風景